DNA
私の祖父は農業をしていました.
私の父は三男だったので,農業をせず証券会社に就職しました.
私は会社員の父の仕事を継ぐ,などということはまったく考えもせず,歴史の勉強を職業としました.
三世代が,それぞれ全く異なる職業をしているわけです.
これは,現代社会では別に珍しくとも何ともない,ごく普通の都市の家族の肖像でしょう.
歴史なんてものを勉強していると,伝統とか格式とかに憧れをもちつつ,自分には絶対ないもの,絶対に持てないものなので,反感・反発を覚えたりもします.
とくに,自分はただ生まれて生きているだけなのに,先祖自慢とか華族・士族自慢をするヤツにね.
さて,F1.
今までも,ヒルとかフィッティパルディとかアンドレッティとかヴィルヌーヴといった親子親族ドライバーがいたりしました.
今年は2世が3人もいるってなわけで,フジテレビの中継で,やたらと「DNA」とかいう単語が出てきてますね.
これがキライ.
そりゃぁ,父親の筋力や体力や反射神経とかを遺伝してるんでしょう.
遺伝だけじゃなく,父親の存在のおかげで,早くから環境が整えられ,スポンサーも付きやすいってという,七光り的な恩恵もあったでしょう.
でも,なんか,本人がしてきた努力を無視しているような表現じゃありませんかね.
本日付の『東京中日スポーツ』には,高校野球にいるプロ選手の子達の特集がありました.
日本人は世襲が好きなのかねぇ?
最初に書いたように,幸か不幸か,私は世襲ということと縁遠い.
ですから「二世」の人たちの気持ちはわかりません.
人それぞれだろうけど,七光りだとか,遺伝子のおかげ扱いとか,あんまり気分良くないだろうなぁ,とか思うんですが,どうなんでしょうね.
父親を上回ることで,それは払拭できるんでしょう.
ロズベルクとピケは,チャンピオンだった父を上回るのは結構難しいでしょうが,失礼ですが中嶋ならば,不可能ではないでしょう.
まぁ中嶋悟氏は,成績だけではなく,パイオニアとしての功績がありますからね.
一貴は表彰台の真ん中にのぼるぐらいをしないと,父を超える評価は出ない気がしますが.
ところで,最近話題の,もうひとつの世襲職業がありますね.
そう,教員.
100点もゲタはかせてんのかぁ.
どーりで,コネも縁戚もないワシは受からないわけだ.
と採用試験に通らない良い言い訳ができました.
めでたしめでたし.
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